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[ 2011-08-07更新 ]
手織絨毯の品質鑑定及び価格について
本物の一点もの 手織絨毯には定価という考え方はありません
本物の一点もの手織絨毯には定価という考え方はありません
ましてやメーカー希望価格などという記載がしてあるのもちょっと変です 一点ものですから美術工芸品の取引方法と同じで単に取引価格があるだけです 定価がいくらで何割引という風に表示してある場合はちょっと疑ってかかったほうが良いかと思います
大量生産をしている安物の手織絨毯もありますが一点物とは別の物だと考えてください
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一点物の手織絨毯を鑑定するには
まずは裏面の観察から始まります 織密度を調べるには絨毯ルーペが便利です 織密度の単位は1平方メートルに何万ノットあるかで判断します １cm四角の中に１１×１１あった場合１２１ノットとなり１平方メートルあたりでは１２１万ノットになります
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この写真はクムシルクの裏面の拡大写真です
１センチ平方メートルの中に１２１のノット数が確認できますので
このじゅうたんは１平方メートルあたり１２１万ノットの密度である事がわかります
少なくとも織密度に関しては絨毯ルーペで観察することができます
１センチ×１センチのルーペを絨毯ルーペと名づけました
手織り絨毯の織密度の単位を「ノット／平方メートル」としたのは、じゅうたん鑑定団サイトをオープンした２００２年にさかのぼります 当時は手織り絨毯の統一した織密度の規格がありませんでした 産地によりバラバラの統一基準で品質を規定していました 今では絨毯ルーペでのぞいた1センチ四角の中のノット数を1万倍すると１平方メートルあたりのノット数となり数えるのにも大変便利になりました
手織り絨毯の織密度の単位面積を１平方メートルとしたのはじゅうたん鑑定団サイトが起源です 現在では日本の手織絨毯の織密度の基準がノット／平方メートルに統一されたことにより絨毯の鑑定が容易になってきました。
じゅうたん鑑定団サイトは１センチ角の写真を載せることにより画像だけで密度の判定ができるように工夫しました
手織絨毯鑑定士 山本正六
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手織り絨毯の鑑定基準は織密度だけではありません。
品質を判断する基準は織り方・毛の質・デザイン等多岐にわたります なるべく多くの絨毯をみることによって目を養うことが大切です
絨毯ルーペ希望の方は0566-74-1117 エポックスまでご連絡下さい 山本正六まで
絨毯ルーペサイズ Ｗ２３ミリ×Ｄ３６ミリ×Ｈ３３ミリ
折りたたむと高さが１０ミリになります
エポックスで店頭で販売しています
＜自分で品質を鑑定する方法＞
ノットを調べるには裏を見てご自分で出来ます
絨毯専用ルーペで結び目（ノット）の数を数えます
１センチ平方メートルの中にいくつ結び目があるかを確認して １万倍しますと１平方メートルの中の結び目が分かります
１平方メートルの中に何万結びあるかによって 織密度が判定できます
じゅうたん鑑定団のサイトの中で裏の品質の良く似たものを探し出して自分で判定してみてください
デジカメで絨毯ルーペを使って写真を撮ると分かりやすくなります
実用的な手織り絨毯で１６万ノット以下のものは裏面の写真が載せてありません このタイプの手織り絨毯は査定価格は低いものです
専門的な知識は本物のペルシャ絨毯を何枚も見たり触ったりして自分で身につけるしかありません
お手持ちの絨毯の品質鑑定は エポックスインテリア館店頭へお持ちいただければ一緒に行います 絨毯を楽しんで下さい
絨毯愛好家の方はぜひ一度お越し下さい
（販売目的の場合、価格査定は実費を申し受けます）
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